米ISM非製造業景況指数(サービスPMI)は、2026年9月に54.9でした。 8月の55.4から0.5ポイント低下しましたが、50を上回っており、サービス業の活動拡大を示す水準です。ロイター調査の予想55.2は0.3ポイント下回りました。
2026年9月のISMサービスPMI速報
ISMが10月5日10時(米東部夏時間、日本時間10月5日23時)に公表した9月のサービスPMIは54.9でした。前月から指数は低下した一方、拡大・縮小の目安となる50を上回っています。指数の低下を、サービス業が縮小に転じたという意味に読み替えないようにしましょう。
| 指数 | 9月 | 8月 | 前月差 |
|---|---|---|---|
| サービスPMI | 54.9 | 55.4 | −0.5ポイント |
| 事業活動 | 56.5 | 61.7 | −5.2ポイント |
| 新規受注 | 59.8 | 60.9 | −1.1ポイント |
| 雇用 | 50.1 | 47.8 | +2.3ポイント |
| 価格 | 74.0 | 72.6 | +1.4ポイント |
| 供給納期 | 53.2 | 51.3 | +1.9ポイント |
市場予想は調査元により異なります。ロイター調査予想は55.2で、実績は0.3ポイント下でした。この比較はロイター調査の予想に限ったもので、すべての市場予想を代表する数字ではありません。
今回の結果で見る3つのポイント
1. 拡大は続く一方、総合指数は前月から低下
54.9は50を上回るため、指数上はサービス業の活動拡大を示します。前月比では0.5ポイント低下しました。これは指数の変化であり、経済成長率やサービス業の伸び率が0.5%下がったという意味ではありません。
2. 事業活動は大きく低下、新規受注も小幅低下
事業活動指数は5.2ポイント低下して56.5、新規受注指数は1.1ポイント低下して59.8でした。どちらも50を上回っています。今回の表だけから、今後の景気や為替の方向を断定することはできません。
3. 雇用は50をわずかに上回り、価格指数は上昇
雇用指数は47.8から50.1へ上昇し、50をわずかに上回りました。価格指数は74.0で、前月から1.4ポイント上昇しています。74.0はインフレ率74%を意味するものではなく、前月と比べて価格が上がったと答えた企業の割合などから計算する指数です。供給納期指数の53.2も50を上回っており、納期が遅れる方向を示す読み方になります。
次に確認したいこと
今回のISM数値だけで為替の方向を決めつけず、今後の同種指標や関連データで傾向が続くかを確認しましょう。発表後の市場価格は本記事では扱っていません。値動きの反応を確認する場合は、対象通貨ペア、確認時刻、時間足をそろえて別途見る必要があります。
まとめ
9月のISMサービスPMIは54.9で、前月から0.5ポイント低下しましたが、50を上回る拡大水準でした。ロイター調査予想55.2は0.3ポイント下回っています。事業活動・新規受注の低下、雇用の持ち直し、価格指数の上昇を分けて見て、単一の数字から為替を断定しないことが大切です。
著者:Zero(The TradeLife Zero運営者)
リスクについて:FXは元本保証ではなく、相場変動により損失が生じる可能性があります。経済指標の結果は為替の方向や利益を保証するものではありません。取引前に許容できる損失額と取引数量をご確認ください。
出典・確認日
- ISM公式リリース「Services PMI at 54.9% — September 2026 ISM Services PMI Report」(2026年10月5日公表、原文確認は2026年10月6日JST):PR Newswire掲載のISM発表。
- ロイター調査予想55.2(2026年10月5日報道、出典確認は2026年10月6日JST):Newsweek Japan掲載記事。予想値はロイター調査として限定。
- 確認日:2026年10月6日JST。市場価格・発表後の相場反応は未掲載。

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